夏休みワークショップ第1弾 開催

アイアム主催のイベント第1弾として7月28日に 、東京大学大学院卒、京都大学所属の、社)マナティー研究所/京都大学野生動物研究センターの菊池 夢美 先生をお招きして夏休みの自由研究にもできるワークショップを行いました。

この日は、第1部「新しい生き物発見!博士になって発表しよう」、第2部「こども記者あつまれ!海ごみ新聞作り」と2つのテーマでそれぞれ楽しく且つ現実に起きていることを学びました。

【新しい生き物発見】
世の中には、まだまだ知らない、発見されていない生物がいるかもしれない!
どうして生き物はこんなに沢山の種類がいるのだろう?

アマゾンの奥地で撮影した見たこともない生き物や、人魚のモデルと言われるマナティーの写真を見せて頂き、生物がどうやって自分の身を守り繁栄してきたかのお話を聞くところから始まりました。

「どうしてこんなに沢山の種類の生き物がいるのだろう。」「発見されていない生き物はいるかな。」「生きるために必要なものは何だろう。」

一見、大人でも非常に難しいこんな問いかけに、どんどん答えていく子供達。
最後は「はかせになって新しい生き物を作ってみよう!」というお題で、紙とペンとはさみとで「新種の生き物」を作りました。
条件は「アイアムのこの部屋で、人間に見つからないように生き、見つかった際の防衛策も備えた生物」。

*直径5mm程度で長さ20cm。ベランダに生息し、人間の食べ物を食べ、触るとネチョネチョする事で身を守り、踏まれて無くした部分は再生可能。首と体の区別はなく、瞬時に移動する*

そんな生き物を作ってくれた子がいました。その生物は今もきちんと生きて(?)おります。
他にも、キラキラする事で人間の目をくらましたり、可愛い見かけで猛毒をもっていたり、屋根裏に住み真っ暗な所も移動可能な生物等々、とにかく沢山の生き物が出来ました。


海ごみ新聞作り】
夢美先生が実際に海岸で拾ってきた海のごみを触りながらのワークショップ。
瓶やタイヤの中で暮らす生物や、海岸のゴミの写真を見ながら、「どうしてこのゴミが問題になるのか。」「このごみはどこから来るのか。」を考えました。

使い古した歯ブラシ、日本語ではない表記のある箱、細かいプラスチックの破片、これは何?と頭をひねる物の数々。

ごみが発する毒や、飲み込んでしまう生物が沢山いる事とその食物連鎖、海岸に捨てたごみだけでなく日常生活からの廃棄物や海外から漂着するごみもある事。
そんな事を学んだ後に、「現実の問題とどうしたら解決出来るのか。」について考えました。

海ごみ新聞を手作りし、「みんなへのお手紙」を書いてみました。
*海には沢山のごみが流れ着きます。なるべくごみを出さないようにし、他の生物にも優しく出来るようにしましょう。*
自分自身が気を付けるだけでなく、ごみの先にいる生物の事も考え、自分たちが生きる為には他の生物や自然が必要なんだから感謝と優しさを忘れずに、と発表してくれました。
恐るべし小学生!